ロシアのテレビを日本から見る方法【2026年】合法的な選択肢だけを整理
日本に住むロシア語話者の方や、ロシアのニュースやエンタメ番組に関心のある日本の方に向けて、ロシアのテレビをオンラインで視聴する方法を整理します。2026年7月時点で、日本にはEUのようなロシア国営放送に対する一律の停止措置はなく、正規のサービスを選べば合法的に視聴できます。
本記事で紹介するのは、正規事業者のIPTVサービス、放送局自身の公式ストリーム、独立系チャンネルという3つの合法的な選択肢です。EUで停止されているチャンネルへのアクセス方法、ミラーサイト、海賊版の再配信は一切扱いません。
短い答え:日本からは、Kartina.TVのような正規のロシア語IPTVサービス、放送局の公式ストリーム、YouTubeで配信されるTV Rain(ドージチ)などを通じて、ロシアのテレビを合法的に視聴できます。契約前にチャンネルリスト、運営事業者、対応地域を必ず確認してください。VPNは公共Wi-Fiでの通信保護には役立ちますが、制裁対象チャンネルを視聴可能にする道具ではありません。
日本からロシアのテレビを見る合法的な方法

どの方法を選ぶ場合でも、契約や視聴の前に「そのチャンネルを誰が、どの地域向けに、どのような条件で配信しているか」を確認することが基本です。配信内容やサービスの条件は変わることがあるため、以下は2026年7月時点の情報です。
Kartina.TV:有料のロシア語IPTVサービス
Kartina.TVは商用のロシア語IPTVサービスで、200以上のチャンネル、番組アーカイブ、世界各地での利用をうたっています。スマートテレビ向けアプリやモバイルアプリが用意されており、テレビの大画面でまとめて視聴したい人に向いた選択肢です。なおEUでは、制裁決定を受けて同社は欧州向けのラインナップから対象チャンネルを除外しています。契約前には、日本から利用した場合に実際に視聴できるチャンネルの一覧、料金、解約条件を公式サイトで確認してください。
放送局の公式ストリーム
一部のロシアの放送局は、自社で公式ストリームを運営しています。例えば第1チャンネル(1tv.ru)は、stream.1tv.ruで自局の配信を行っています。ただし、国外からの視聴可否は変動し、予告なく変わる可能性があります。つながらない場合でも、非公式の再配信サイトに頼るのではなく、正規の有料サービスや別のチャンネルを検討してください。
TV Rain(ドージチ)などの独立系チャンネル
国営メディアとは別に、独立系のロシア語チャンネルという選択肢もあります。TV Rain(ドージチ)はオランダの放送ライセンスを取得しており、YouTubeなどで配信を行っています。YouTubeの公式チャンネルを開くだけで視聴でき、特別な契約は必要ありません。
EUと日本で何が違うか
ここが本記事で最も重要なポイントです。EUでは理事会の決定により、RT、Sputnik、Rossiya 1、Rossiya 24、NTV/NTV Mir、REN TV、第1チャンネル(Channel One)などのロシア国営系メディアの放送と配信が停止されています。一方、日本にはこれに相当する停止措置はありません。つまり日本国内では、視聴すること自体が禁止されているわけではないのです。
この違いは、EUへ旅行や出張をする読者に直接影響します。EU滞在中は、上記のチャンネルを正規の方法で視聴することはできず、本記事もその回避方法は紹介しません。ただしEU域内でも、制裁対象ではないロシア語チャンネルや正規ライセンスを持つサービスは引き続き利用できます。日本で契約したサービスがEU滞在中も使えるかどうかは、各サービスの規約と対応地域次第です。EUの有料オンラインサービス向けの域内ポータビリティ規則は、EU域外で契約したサービスには自動的には適用されません。旅行先から自分の契約を使うという同じテーマは、F1の視聴方法でも扱っています。
VPNが役立つ場面と役立たない場面

VPNは、端末とVPNサーバーの間の通信を暗号化するツールです。ロシアのテレビ視聴との関係で、正当な使い方は主に2つあります。1つ目は、ホテルや空港などの公共Wi-Fiを使うときの通信保護です。2つ目は、出張や旅行先から、自分が正規に契約したサービスへ、利用規約の範囲内でアクセスすることです。
逆に、VPNは制裁やジオブロックを回避する道具ではありません。IPアドレスを変えても、制裁対象チャンネルが合法になるわけではなく、視聴する権利が生まれるわけでもありません。また、ストリーミング各社はVPN経由の接続を利用規約で制限したり、技術的にブロックしたりする場合があります。再生できないときは、サーバーを次々に切り替えて回避を試みるのではなく、VPNを切ってサービスのサポートに問い合わせてください。
日本国内でVPNを利用すること自体は合法です。一方、ロシア国内ではVPN規制が強化されているため、ロシアへ渡航する予定がある方はこの点に注意してください。
VPNの基礎から知りたい方は日本語VPNガイドを、ストリーミング用途での選び方はストリーミング向けVPNをご覧ください。
主要VPN4社の比較(2026年7月21日確認)
| サービス | 評価 | 同時接続 | 初回価格と更新価格 | 主な弱点 |
|---|---|---|---|---|
| NordVPN | 9.7/10 | 10台 | 月額3.49ドル(最初の27か月で94.23ドル)、更新後は年額139.08ドル | 更新後の価格が大幅に上がる |
| ExpressVPN | 9.5/10 | Basicプランで10台 | 月額2.49ドル(最初の28か月で69.72ドル)、更新後は年額99.95ドル | 初回価格がSurfsharkやCyberGhostより高い |
| Surfshark | 9.3/10 | 台数無制限 | Starterプラン月額1.99ドル(最初の27か月で53.73ドル)、更新後は年額79ドル | 初回期間の終了後に価格が上がる |
| CyberGhost | 9.0/10 | 7台 | 月額1.59ドル(最初の26か月で41.34ドル)、更新後は年額56.94ドル | 同時接続台数が最も少ない |
いずれも2026年7月21日に米国のチェックアウトで確認した、前払いのキャンペーン価格(米ドル)です。税金や通貨、日本の購入画面での表示額は異なる場合があります。返金保証は無料トライアルではなく、先に支払ったうえで条件に沿って返金を申請する仕組みです。契約前には、初回の支払総額、自動更新後の金額、返金条件を必ず確認してください。
なお、ExpressVPNとCyberGhostはKape Technologies傘下であり、Nord SecurityとSurfsharkは共同グループを形成しています(ブランドとしては独立して運営されています)。どのVPNを選ぶ場合でも、特定のチャンネルの視聴を保証するものではない点は変わりません。
よくある質問
ロシアのテレビは無料で見られますか?
一部は可能です。第1チャンネルなど、放送局が運営する公式ストリームは無料で提供されていますが、国外からの視聴可否は変動します。TV Rain(ドージチ)はYouTubeで無料視聴できます。チャンネル数やアーカイブ機能を重視するなら、Kartina.TVのような有料の正規サービスが選択肢になります。
日本でVPNの利用は合法ですか?
はい、日本でVPNを利用すること自体は合法です。ただし、VPNを使っても視聴している内容の法的な性質や、ストリーミングサービスの利用規約は変わりません。なお、ロシア国内ではVPN規制が強化されているため、渡航する場合は注意が必要です。
EUに旅行中もロシアのテレビを見られますか?
チャンネルによります。EUではRT、Sputnik、Rossiya 1、NTV/NTV Mirなどの放送と配信が停止されており、本記事はその回避方法を扱いません。制裁対象ではないロシア語チャンネルや正規サービスは、EUでも利用できる場合があります。日本で契約したサービスをEUで使えるかどうかは、事前に規約と対応地域を確認してください。
どのデバイスで視聴できますか?
サービスによって異なります。Kartina.TVはスマートテレビ向けアプリやモバイルアプリでの利用をうたっています。放送局の公式ストリームは通常ブラウザで視聴できます。TV Rainが配信するYouTubeは、スマートフォンからスマートテレビまで幅広いデバイスに対応しています。契約前に、自分の使いたいデバイスが対応しているかを各サービスの案内で確認してください。
